"間"の話
これは、盛岡デミタスさんのアドベントカレンダー(https://adventar.org/calendars/4017)に便乗して、色々とサボりがちな私が文章を書かせてもらっている記事です。
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こんにちは、こんばんは。
最近は、作ったり作らなかったりを繰り返している鎌鼬です。
本日をもって19歳になりました。オメデトウ、私。
突然ですが、19歳ってどんな年齢かわかりますか?
例えば18歳になると、R-18コンテンツが解禁され、免許も取れるようになります。
あるいは20歳になると、お酒も飲めるし煙草も吸えるようになります。
では、19歳は?
…………何も思いつかなかったあなた、大正解。そう、何もないのです。
18歳と20歳との間にあって、何もない19歳。
そんな、何もない”間”を記念して、間に関する話を。
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さて、間と言っても、数字的な中間値の話をしようというわけではありません。
私がしたいのは、コンテンツの話。
コンテンツとコンテンツの間に秘められている、無数の可能性の話。
というのも、私が暮らしている「謎解き」の世界では、ネタ切れの話が話題になることが少なくありません。
やれ「謎解きは永遠に不滅」だの、やれ「もうネタ切れしてる」だの、「謎とパズルは別モノ」だのとTLでは活発な議論が毎晩のように行われています。
しかし、昔はゲキヤバ難易度だと言われていた公演が再演ではあっさり解かれてしまった、なんてのを見ると、多くのプレイヤーにとって目新しいモノというのはなかなか出てこないのかもしれません。
じゃあ、業界は衰退していくのかというとそういうことを言いたいのではなく、今日はどんどん枠を越えてみればいいんじゃないかということを発信したかったのです。
以下、具体例。
話は謎解きから少し離れてボードゲームの世界へ。
現在アーツ千代田3331で開催中の「これはゲームなのか?展」。
行ってみないことにはどうにもわからないものだらけなんですけれどもね、これが冗談抜きに「ゲームなのか……?」って言いたくなるようなものばかりで面白い。
多くの人がイメージするようなボードゲームとは一味違うし、多くの人がイメージしないような異色ゲームともやはり違う。
人間の人間たる性質を利用してくるような、そんな現代アートのようなゲームばかりで。
これは、公式の煽り文句にも「ゲームの可能性と、アートの世界が交わる体験とは。」なんてあるように、アートとゲームの”間”と言えるんじゃないかと思うわけでして。
では、アートと言えば、今話題なのが千葉市美術館にて開催されている 「目 非常にはっきりとわからない展」。
少し調べてみると、「ネタバレ厳禁」やら「気づいた瞬間が面白い」だの、謎解き好きとして気にならないはずがない。
てなわけで、つい先日行ってきたのですが……こりゃなんもわからん。
わからない展なんだからわかならなくて当然とか、そういう域を越えてわからん。
同じく行ってきたという知り合いに話を聞いてみても、「わからん。」と。
しかし、それでも頭の中を整理してみると、解釈やら気付きやらは少しずつ出てきて、与えられた情報から謎を解き明かしていく……これはまさに謎解きだ!
そんなわけで、これはアートと謎解きの"間"。
じゃあ他に新しい謎解きは何かないのかと思っていたら、これまた今月の話、ドラマクションシティなるイベントで開催された「XXXXXからの脱出」。
かんたんに言ってしまいますと、謎解き公演に参加している人の言動からその公演の最終解答を導き出すとかなんとか。(結構雑に言いました。)
ネタバレ解禁されているのでTwitterで検索すると優しい人が解説してくれていたりします。
イマーシブシアターと謎解きの"間"、そんな感じの公演だったみたいです。
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ということで、「なあんだ。謎解きってまだまだ可能性あるじゃん。」ってのがこの文章のまとめ。
0:00までになんとか書き上げるつもりだったのですが、既に0:10、めんどくさくなってきたのでこのへんで切り上げちゃいたいと思います。
最近新しいモノに触れることが多くなったので嬉しくて書いた、そんな文章でした。
《あなたの好きな物と好きな物との間には、どんな可能性がありますか?》
では。